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なんで遊星は宇宙に行って金色になったのかを考察してみる

ニュートリノが話題になってましたね。まだまだ断言できない状況ですがwktkですね

それとはあまり関係ないのですが、今回はタイトル通り、デュエル物理学最大の課題の一つであるオーバートップクリアマインドを考察してゆきます


※毎度の如く、妄想全開でお送りいたします。原作、アニメ、その他公式媒体との関連は一切ございません



遊星粒子は人の心に反応するエネルギーであり、核(恒星)を中心に回転する(系を作りだす)性質があります

つまり人は皆自分のモーメントを持っているということになります。ここでは、人の心そのものを核としています。もちろん物理的にエネルギーが取り出せるレベルの出力は持ちません
この個人サイズのモーメント(パーソナルモーメント)を、エネルギーが取り出せるレベルになるまで高めるのが、クリアマインドの基本となります

人の心と心が接する時、そこには「絆」というリンクが発生します。一度交わったモーメントは互いに影響しあい、そして人と人との「絆」は、物理的な距離に依存しません。人を惹きつける才能(カリスマ)を持つ者はより多くの心をつなぐ事が出来、その結果、巨大なモーメント機関に匹敵するような強き心の力を発する事が出来るのです
実際、不動遊星のクリアマインドは「絆」を繋ぐ事によって、自分一人では到達できなかった高み(オーバートップ)へ至りました
また、心のリンクには「恨み」や「憎しみ」といった負の属性を持つものもありますが、ダークシグナーはこういったリンクを繋ぐ事によって、力を得ていたのかもしれません
古代の社会において神や邪神と呼ばれていたモノの正体がモーメントであることはご存知だと思いますが(過去の考察参照)、彼らは信仰心や恐怖などで多くの人間とリンクすることによって、強大な力を持っていたと考えられます


Pモーメントの力を高める方法はもう一つあります。クリアマインドの境地に目覚めるためにスピードが必要なのは、己の限界を超えて、無我の境地に至るため。思考をより純粋にすることで、遊星粒子の密度を高める事が出来るのです
ここで必要なのは思考の純化であり、速度そのものが重要であるというわけではありません。「そんなことより」の星川さんが繰り出したスタンディングでのクリアマインドも、決して不可能ではないのです
ただDホイールにもモーメントは搭載されてますから、Dホイールの回転と己のモーメントとを掛け合わせて、クリアマインドの発動をサポートしていた可能性もありますね

……Dホイール無しでクリアマインドした星川さんって、実はパネェ?



それでは次に、クリアマインド時に起こる現象について考察していきましょう

超加速→クリアマインド発動→消える→後ろから現れる という一連の流れですが、一旦姿が消えるのは、全身が遊星粒子化しているためかと思われます
遊星粒子の系には、エネルギーを与えれば与えるほど密集し、最後には遊星粒子以外の物質を排除するという性質があります(過去の考察参照)。この場合、系の中心である「決闘者の心」から、不純物である「決闘者の肉体」を切り放すことは出来ないので、その代わりに肉体が遊星粒子に変換されるわけです。遊星粒子を利用したソリッドビジョンが物質化することが出来るなら、物質がソリッドビジョン化することも可能なはずです
一瞬消えて後ろから現れるというのは、つまり粒子化している間に減速しているという事です。肉体が粒子化するギリギリまで心の力を高め、最後の一押しとして自身の運動エネルギーの一部を上乗せしているのでしょう。語れば語るほど星川さんが恐ろしい存在になっていきますね
これは一種の量子テレポートと言えるでしょう。クアンタムバースト!!


さて、問題のオーバートップです。なぜ急に宇宙に行ったかですが、これはもう単純に、真空に近い宇宙の方が粒子の密度を高めやすいからです
不動遊星が遊星粒子の性質について理解していたのか、それともノリで飛んでみただけなのかは不明ですが

体が金色に輝くのは、体の表面のみが粒子化しているためかと思われます。あの金色はモーメントの輝きなのですね
一見全身が粒子化している通常のクリアマインドの方がスゴそうですが、全身粒子化の瞬間は意識が消失しているので、意識が残っている表面粒子化の方が、より効率的に心の力を上乗せできるというわけです
粒子化しても意識を保っていられる領域に達すれば、クリアマインドはさらなるステージに上がることになるでしょう


余談ですが、人の心によって動く遊星粒子は、逆にその動きによって、人の心を記録できるはずです(音楽とレコードの関係と同じと考えればわかりやすいでしょうか)
不動博士がモーメントの中に存在するのは、ゼロ・リバースの爆心地にいたために、その心がモーメントに深く刻まれてしまったためでしょう。不動博士と不動遊星の間には家族の絆というリンクが存在するため、遊星は父の存在を知覚することが出来るのです

遊星粒子をミノフスキー粒子に例えると

ソリッドビジョンはIフィールドでモーメントはメガ粒子だと思う

「カードの王様」と遊戯王シリーズをリンクさせる試み(中)

前回はカードの王様について語りすぎて遊戯王要素がゼロになってしまいました。早速カードの王様と遊戯王シリーズとのオーバーレイ・ネットワークを構築する作業に移りましょう


主人公水見まなみは、CHAOSの初期のシリーズにしか収録されていない「大魔道士サガン」を偶然手にし、CHAOSの世界の門を開きます。(余談ですが、このサガンの出自がストーリーの一つの柱となっているのですが、結局「なぜまなみが買ったスターターに紛れ込んでいたのか」は明かされる事はなく、ちょっと消化不良です)

その日からまなみは、サガンを夢で何度も見る事となります。その上、デュエル前日に見る夢では「対戦相手の使うコンボとその対策」が暗示のような形で描かれ、まなみは夢のお告げに従い、様々な強敵を撃破していきます
これはGXにおけるカードの精霊のような物と言えるでしょう


その後まなみは、自分のをHAOSの世界に引き込んだ張本人であり、憧れの存在でもあった従兄の風真保に実は彼女がいた事を知り、ショックで昏睡状態に陥ります
この保が優柔不断のヘタレ野郎で、「まなみは妹みたいなもんだから。まなみの俺への感情は恋愛感情じゃなくてただの憧れだから」とかなんとか言い訳しながら彼女とまなみの間をフラフラします。彼女とのデート中にまなみが気になりすぎて、デートほっぽって観戦に来た時はさすがに目を疑いました
燃えペンにこんな奴いたな。「自分がどうしたらいいか分からない物に作品の中でいい加減な結末をつけるなー!!」って殴られた奴

閑話休題。この失恋のショックで意識不明という展開、少年マンガ的視点で見てしまうとちょっとアレですが、僕はここに「エドに負けてカードが見えなくなった十代」との類似性を見出しました

十代にとって、HEROを使われて負けるというのは相当のショックだったでしょうし、まなみにとって保の存在というのは、それに匹敵するくらい大きかったのでしょう。特にまなみは感受性の高い子ですから

カードが読めなくなった十代が、ネオスペースの連中にオカルト浸けにされたように、まなみにもオカルト展開が待ち受けます。まなみの心の奥底ではCHAOSに登場する神々の祭典が行われており、まなみはサガンとCHAOSで対戦する事になります。これは5D’sにおける精霊界だと僕は考えます

ちなみに、GXの「カードの精霊が暮らしてる世界」と5D’sの精霊界は別物です。GXのそれは12次元の一つであり、我々の世界と対等の、独立した存在ですが、5D’sのはこの人間界に重なるように存在する精神世界のような物です。そうでなくては、龍可は独力で次元の壁を超えるほどの闘気を持っている事になってしまいますから。とんだプレインズウォーカーやで!

このまなみの心の中の世界は、「本来なら生身の人間がこれない」「心の内側のさらに内側」と表現されています。なぜまなみの心の内側にポセイドンやアフロディーテが住んでいるのでしょう
ポセイドンはサガンに「お前の見込んだ娘はどこの者だ?」と訪ね、「あまり長くここにいてはいかん」とも言っています。つまり、ここはまなみの心の中ではない、神の領域なのです
まなみの心の奥底へ向かっていくと、その果てに神域がありました。まなみは特別な存在なのでしょうか?そうではありません。恐らくは、誰の心の奥底にも神域への扉はあるのです。この神域は、集団的無意識のような物の考えられます
つまり、神話や伝承は人々のイマジネーションの集合であり、それが集団的無意識の領域で、あのような形を得たのです。一言で言うとバクバクバクのアレです



次回は、「第三の男」荒木涼を中心に語って行きたいと思います

「カードの王様」と遊戯王シリーズをリンクさせる試み(前)

試みる前に、カードの王様について軽く説明しておきます

作者は立野真琴。別冊花とゆめに連載されていた、いわゆる少女マンガです。偶然幻のレアカードを手に入れた初心者が、カードゲーム「CHAOS」を通じて成長していく様を描いています

CHAOSのルールはポーカーをモチーフとしていますが、ハッキリ言うと王国編と同じ口先バトルです。「月を破壊すると潮が引く」みたいな。なんせテキスト欄にはフレーバーテキストしか書いてありませんから。ジャッジが逐一分厚いルールブックをめくって判定を行います
ただこのカードゲームの場合、世界中の神話や伝承がモチーフとなっているという点が重要でして、例えばこんなデュエルがありました


相手が「僧侶ラビ」と「ゴーレム」のコンボで不死のゴーレムを繰り出して来たが、「救世主」でドローに持ち込んだ
(ユダヤ教の錬金術師でもあるラビに作り出されたゴーレムはラビにしか止められないが、イエス=キリストもカバラを習得したラビである)

「ヘルハウンド」と「大天使ガブリエル」の即死コンボを「ピクシー」で無効化
(群れで活動するヘルハウンドを「ガブリエルの猟犬」と呼ぶが、ヘルハウンドは「黒犬街道」を通ってくるため、人を迷わすのが得意な妖精によってヘルハウンドは場にたどり着けない)

「トト神」によって魔法攻撃を無効にされたが、場を闇にする事で打ち消す
(トト神は「月の出ている時間帯」の支配者であり、月を隠されると力を失う)

「時の女神ビル」によるイベントの効力を「月の女神セレネ」で奪う
(北欧神話の女神ビルは「月の追随者」とも呼ばれ、月とともに行動する)


つまり、スーパー神話大戦なわけです。妄想が広がりんぐ

これらの効果処理はカードテキストではなく、お互いの神話知識によるものです。四大天使のコンボを四聖獣で四方を封じて無力化され絶対絶命!となった時には、四大天使も四聖獣と同じく東西南北を司るという事に「気付く」事で結界を無力化しました

作中のデュエルは、片方のプレイヤーがコンボを宣言する→対戦相手が「審判!?」と叫ぶ→審判がルールブックを読んで「有効だ!!」と叫ぶ、というプロセスの繰り返しで描かれます
ルールブックには神話を超越したあらゆるコンボと、その効果処理が記されているようです。神話好きにとってはまさにお宝ですね


ちょっと長くなったので続きはまた後日

エクシーズモンスターに関する妄想まとめ

【注意!!】これは遊戯王ZEXAL作中設定に関する妄想ではなく、「エクシーズモンスター」や「オーバーレイ・ネットワーク」といった単語から想起した妄想を書き綴ったものであり、いわばただの創作メモです



カードだけを見た場合、エクシーズ素材にエクシーズモンスターが重ねられており(オーバーレイ=上に重ねる)、上にあるのはエクシーズモンスター
しかしカードゲームのルールを通して見ると、より上位に存在するのは、むしろエクシーズ素材の方である

エクシーズ素材はフィールド上には存在しない扱いであり、勿論墓地や除外ゾーンにも存在しない。他のカードはエクシーズ素材に触れる事すら出来ず、唯一エクシーズモンスターのみがエクシーズ素材に干渉する事を許される。その繋がりこそがオーバーレイ・ネットワーク(通信用語としてのオーバーレイ・ネットワークとは異なります)

エクシーズモンスターは、上位の世界にアクセスする事が出来る、いわば解脱した(エクシーズ=超過する・上回る)モンスターであり、その証としてレベルが存在せず、解脱者・超越者としてのランクが与えられる
ナンバーズがナンバーズによってのみ破壊出来るのも、それが超越者同士の闘いだからである


3/29追記
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築」というセリフからすると、エクシーズ素材が天上に至るというよりは、エクシーズ素材そのものが上位の世界へのゲートとなると言ったほうが正しいかも知れません
2つの門を用意する事でエクシーズモンスターは上位世界から呼び出され、天上からのエネルギーを供給する役目を持つオーバーレイユニットを消費して効果を発動するが、ユニットが無くなり天上との繋がりが絶たれるとただのバニラモンスターになってしまう
プロフィール

ジョンドオ

Author:ジョンドオ
関西を中心に活動するダンスカンパニー「男肉 du Soleil」団員の「クリ太マメ男」として活動中
あと新都社にて「新都高校デュエル部~三闘神伝説~」連載中

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