歴史や遺跡について学んだ後は、必ず「その遺物をどうやってオリカにするか」という事を考える
デュエル部には三闘神関連以外のオリカは登場しないのだが、デュエル部GXではオリカが山ほど出てくる予定なので、ネタが多いに越したことはない
デュエル部完結まで10年くらいかかりそうだけどな!!
先日行った京都のインカ展、それに関連した特番から、インカ帝国ネタを大いに補充した
まず第一に、インカ帝国とナスカの地上絵がほとんど関連がないことに驚き、そして困った
考えてみれば、インカ帝国はスペイン人の侵略によって滅んだのだ。普通に大航海時代だ。そんな昔じゃない
対して、地上絵を描いたナスカ文化は紀元前後から800年頃まで栄えたと言われている。両者の間には千年ほどの開きがある
そもそも僕は高校まで理系だったし歴史は嫌いだった。その辺の歴史に関する感覚は欠如しているのだ
閑話休題。ナスカと言えば5D'sだが、地上絵はデュエル部でも扱ってみたいモチーフだ
デュエル部のオカルト観の中心となっているのは札像効果、カードと象形の二面性だが、実際カード状の遺物というのはそんなにない。エジプトの石版は本家遊戯王から持ってきたものだし、タロットやトランプは少々近代的すぎる
陰陽師の式神は紙を人の形に切り取ったものだから、どちらかと言えば象形側だ。つまり札が圧倒的に足りん
そこで、ナスカの地上絵を巨大なカードとして捉えることにした。地表はでっかいキャンバスだ
これでナスカが札、インカが像の札像効果が成立するはずだったのだ。だが千年はさすがに遠過ぎるのでそれはあきらめよう
これに対してエジプトは、下エジプトの象徴がパピルス(札)、上エジプトの象徴がハス(ギャザではマナ発生効果の代名詞とされていることから、エネルギーを持つ形、すなわち像)で、それをスコーピオンキングが統一することで札像効果を体現している。さすがエジプト
それはともかくインカの話だ。インカ帝国は、周囲の民族を征服し続けて大きくなった国だ。インカの死生観では、皇帝は死んだ後も生前と同じように領地を持ち統治を続ける
新しい皇帝は、また新たに自分の領地を手に入れる必要があり、こうした侵略によってインカ帝国はどんどん拡大していった
皇帝は被征服地域の王に贈り物をし杯を交わすが、その杯には生首と手が描かれている
「逆らうとこうするぞ」の意であり、実際に抵抗したものは首と腕を切断されたという
また、皇帝は右手で杯を持ち、左手で相手に渡す。右手=上、左手=下であり、杯を交わすときにもしっかりと上下関係を示す
今回はこの杯をオリカにしたときの効果を考えてみた。というか今回の記事はこれを書きたかっただけだ
大切なのは「贈り物」「右手と左手の優位性の差」だ。デュエリストの左手にあるのはデッキ。そこに杯を渡す
というわけで思いついたのがこれだ
お互いの場にアキリャトークンを召喚し、自分の手札を一枚相手のデッキの一番上に置く
トークンの能力値とかは漫画に出すときに決める。発動後そのカード自身が相手のデッキに行ってもいいのだが、それだと相手に再利用される。あくまでインカ皇帝が上なのだ
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