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遊戯王大統一理論に向けた思考・中編

先日の続き。今日は宇宙を二分する勢力である、光と闇の波動について理解を深めていこう


まずは公式設定をおさらいしよう
この宇宙の本質は闇であり、優しき闇の波動に満ちている。破滅の光はそんな宇宙を破壊しようとしており、それに対抗するために遊城十代は正しき闇の力の使い手である覇王となった


闇が世界を作り、光がそれを破壊する。闇は生を生み、光は死を与える
イザナギとイザナミの関係性にも似たこの二つの勢力。作品を作っていく上で必要な考察は二つだ

①光と闇の対立関係をシグナー、ダークシグナーと関連させたい
②覇王と対になる光の王を設定したい


このMADを見たら八割方解決した


ミラとタナトスの関係性は前出のイザナギ、イザナミと似たようなものだ


母上...貴柱ガ命ヲ運ビ続ケ
怯ェル仔等ニ痛ミオ与ェ続ケルノナラバ
Θハ――
生キトシ生ケル全テヲ
殺メ続ケルコトデ 救ィ続ケヨゥ



ダークシグナーの長である冥界の王は、死を司り亡者を蘇らせ使役する「冥王」だ
それに対するのは「生者を統べる者」……生きとし生けるもの全てを支配するのはまさに「覇王」その人であろう

覇王十代が暗黒界を支配していたことも、これで説明がつく。十代が闇の力を制御しきれずに暴走したというだけではない。覇王の力の本質は「征服」「支配」にあるのだ
覇王は闇の力の使い手。つまりは破滅の光を倒すために存在していると言える。全ての生者をまとめ上げ、光との戦いに挑む。あるいは自らが頂点に立つことで、全ての生者を護ろうとしているのかもしれない。戦争に必要なのは調和ではなく、強力なリーダーシップなのだ


ここで問題になってくるのはやはりネーミングだ。ここでいう光と闇とは、世界全体を二分する陰と陽に近いものであり、やはり「光」「闇」という「属性」は相応しくない
ネオスは光でユベルは闇。ダークシグナーは破滅の光サイドだ。ここは「覇気」と「冥気」で行こう


ところで、覇王がオブライエンを眼力だけで撃退した事があったが、あれこそまさに「覇気」であろう。闘い、ぶつかり合う事で高まっていく「闘気」とも、また異なる力というわけだ
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遊戯王大統一理論に向けた思考・前編

『新都高校デュエル部~三闘神伝説~』を描いている目的の一つに、「遊戯王シリーズにおける全オカルト・SF要素の体系化」というのがある
千年アイテムに始まり、オレイカルコス、12の次元、覇王、破滅の光、ダークネス、遊星粒子、モーメント、赤き竜、精霊界、そして最新のアストラル、バリアン、オーバーレイ、ヌメロンコードに至るまで、その全てを一つの世界観に纏めたい。それがデュエル部を描く上での一つの原動力である
(なんならプレインズウォーカーとかサイクオリアとかЯとかも組み込みたい。デュエマはあんまり詳しくないです)


初代~ゴッズは同じ世界観でありながら整合性や繋がりをあまり考えずに作られているし、ゼアルとそれまでのシリーズの繋がりは不明だ。だからこそ想像力を働かせる余裕があるのだが
そして新都高校デュエル部は武藤遊戯の登場しないオリジナル世界であるので(原作キャラの扱いに関しては多少ブレる予定だが)、オリジナル作品として成立できるように、ぶっちゃければ「自分が描きやすいように」設定を固めていく


最初にすべきことは、統一の宇宙観を作ってしまう事である
各勢力をサイズ別に並べ、宇宙開闢から現在までの年表を作成していく。その過程で、用語の改称が必要になるならそれも行う
「闇のデュエル」「優しき闇」「破滅の光」「ダークネス」「ダークシグナー」「冥界の王」あたりは名前がややこしい。何が善で悪かも分からないので、自分で描く用に名称を整える


異なる作品をひとまとめにしていく過程で、最も優先されるのは、原作やその周辺で語られた事実である

①海馬は罰ゲーム・死の実感をヒントにソリッドビジョンを開発した
②千年アイテムは引き合う性質があり、ペガサスはそのために千年眼に利用されDMを作らされた
③回転の力はソリッドビジョンを新たなステージへと飛躍させた


そこに都合のいい解釈を加え、情報を統合していく

《デュエルボックスやデュエルリングからデュエルディスクへの進化は目を見張る物がある(映写機が左腕についているのに映像がぶれない、テーブル上のみならずどんな場所にも映写できる、など)
初代デュエルディスクはそれ自体が回転する「戦うカップ焼きそば」であり、③はこれを指していると思われる
また③は遊星粒子の性質にも関連しており、遊星粒子はこの時代から使われていた事が分かる
すると、海馬がオーバーテクノロジーを手にしていた事になるが、①と②から、海馬にも千年アイテムの啓示があった事が分かり、矛盾は解消する》

こういった記事は「遊戯王考察」カテゴリに纏めてあるので、興味があれば見ていって欲しい。この海馬の考察も過去の記事から持ってきたものだ


少し脱線したが、宇宙開闢を考える上でダークネスの存在を無視することは出来ない
この宇宙が生まれる時に、その裏となるもう一つの世界が生まれた。一つの宇宙そのものであるので、遊戯王に登場する勢力としては最大規模のものだ
これの名前が「ダークネス」というのはいただけない。何せ「闇」だ。遊戯王世界ではそこらへんに溢れている。光だの闇だのといった属性は太極の下位に存在するものなので、宇宙そのものであるダークネスに、ダークネスという名前は相応しくない

なのでこれを「リヴァース」と仮称する事にした。Reverse=裏であるし、Re-Verse=裏(リ)・宇宙でもある
その後ヴァンガードにそのまんまЯ(リバース)という勢力が登場した。設定が全て明かされ次第、取り込むつもりでいる


その次に大きいのは、宇宙全体を二分する勢力である光と闇である。またデュエルを主軸に考えていくなら、遊星粒子の存在も見逃せないが、続きはまた後日としたい

コメント欄で怒られた。

※今回の記事は、懐が広い人でないと嫌悪感を示す可能性があります。あらかじめご了承ください

その件に関しては、確かに軽率だったなと思っているし、速やかに対応した
その弁明をしたいわけではない。ただ単に、こういう出来事があったのでこれについて書いてみようと思い、今書いている


そもそも「腐を理解する」というのはどういう状態か。BLや腐の定義という話になると、そこは個人の主義主張が入ってくるから戦争になってしまう
ただ少なくとも、「腐女子は鉛筆と消しゴムで萌えられる」と聞いて「腐女子は無機物に欲情できるんだなあ」などと思ってしまうアッパラパー共とは一線を画しているつもりだ。そもそもこのケースでは「欲情」しているのは「鉛筆と消しゴム」であり、観測者たる我々は、その関係性に着目する

カップリングと言うのはつまり関係性だと僕は思う。僕は二次元専門(シンケンジャー以降、特撮でもいけるようになった)だが、人物が二人いれば、そこには関係性が生まれる
そして人間の行動や思考は、相手によって変化するもの。龍可といる時の遊星、ジャックといる時の遊星、鬼柳といる時の遊星、プラシドといる時の遊星、どれも違った魅力があり、それらを統合して「不動遊星」というキャラクターが生まれる
特定の組み合わせにしか興味を持たない「カプ厨」という人たちがいるが、それはつまり「不動遊星というキャラクターを一つの側面からでしか愛せない」という事だ。なんたる不幸か!

僕はそうではない。僕は中一の冬ごろにはすでに「二次元キャラにおける性別はカップリングを構成する一要素でしかない(BLも百合もノマカプも、その意味では大差ない)」という考えに至っていたし、その頃描いた黒歴史ノートは、オリキャラのカプ考察で溢れかえっていた
当時はちょうどデジアド02~テイマーズが放映されていた頃で、ノートにカプ考察をまとめながら「やっぱり主人公は全キャラとカプ組めるのが理想だなあ」とか考えていた

僕がむやみやたらとキャラを増やしまくる傾向にあるのは、自分の作品の中で自分が想像だにしないカプに出会いたいからだ
円大那と不破伊知郎が出会ったらどんな会話をするのか、作者の僕にも想像がつかない。それってスゴい事だと思う


デュエル部の話を続けるが、顧問宮下と雪那を含めたデュエル部8人のみで出来る組み合わせは28通りある(カップリングの左右は割愛する)そのうち、男同士は15組、女同士は1組、男女ペアは12組存在する
ノーマルカプ以外受け付けないという人が、この時点で半分以上損しているという事が分かるだろうか
食べ物だってそうだ。嫌いなものがあるより、全部好きな方がいいに決まっている

そう考えていくと、理論上では、全宇宙の全てを好きな人は宇宙で一番幸福だという事になる
勿論これは机上の論だし、実際にこの世の全てを愛することが出来る人間なんていやしない。でも懐が広いほうがより世の中を楽しめるのは間違いないと思う


僕は「嫌いなもの」というのをあまり作りたくないタチだ。嫌いなものについて考える時間は少ないほうが精神安定上いいに決まっているし、嫌いになる前に無関心になってしまう

だから僕はなんだって好きだ。淫夢もFree!もMUGENもTASもMMDもニコラップもレスリングもエア本もアイマスも東方もボカロも遊戯王もヴァンガも好きだ。懐が広いほうが世の中を楽しめると思っているからだ
家にネットが開通してデジモンのSSを読み漁っていた時に「タケヒカって何だ?あーなるほど、タケル×ヒカリを略しているのか!あれ、じゃあこの太光って…太一×光子郎?」と初めてBLに出会った時も「なるほどそういうのもあるのか!」と受け入れたし、中一の秋に始めてファンロードを読んだ時も、「こんな面白い世界があるならもっと早く教えてくれよ!これ知ってたら夢のクレヨン王国とかもっと楽しめたんじゃないの!?」と思った

新しいものに触れるのは楽しい。十代×遊星なんて、僕一人の脳細胞じゃ100年かかっても編み出せない
でも僕以外の誰かはそれを容易に編み出せる。僕は後からそれを吸収すればいい。この世の全てを受け入れることが出来れば、地球人類80億人分の脳細胞が僕のものになる

でも全ての人間がそうではない。つまり僕には、そこに対する配慮が足らなかったというわけだ




追記
つまりこの記事が何だったのかと言うと、「腐の事も知らないくせに淫夢でFree!を汚すな」に対して「は?俺10年以上前からBL好きですけど。凛怜とか大好物ですけど」と反論したかったけど
「BL好き」とか恥ずかしげもなく公言する男はカス野郎だと自分で思ってるから、なんとか遠回りにそれを主張しようとしたのだ
他者を不快にさせるネタだったのは反省するが、こんな長文を思わず書いてしまうくらい、当時の僕はあのコメで不快になったのだった
プロフィール

ジョンドオ

Author:ジョンドオ
関西を中心に活動するダンスカンパニー「男肉 du Soleil」団員の「クリ太マメ男」として活動中
あと新都社にて「新都高校デュエル部~三闘神伝説~」連載中

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