「カードの王様」と遊戯王シリーズをリンクさせる試み(前)
試みる前に、カードの王様について軽く説明しておきます
作者は立野真琴。別冊花とゆめに連載されていた、いわゆる少女マンガです。偶然幻のレアカードを手に入れた初心者が、カードゲーム「CHAOS」を通じて成長していく様を描いています
CHAOSのルールはポーカーをモチーフとしていますが、ハッキリ言うと王国編と同じ口先バトルです。「月を破壊すると潮が引く」みたいな。なんせテキスト欄にはフレーバーテキストしか書いてありませんから。ジャッジが逐一分厚いルールブックをめくって判定を行います
ただこのカードゲームの場合、世界中の神話や伝承がモチーフとなっているという点が重要でして、例えばこんなデュエルがありました
相手が「僧侶ラビ」と「ゴーレム」のコンボで不死のゴーレムを繰り出して来たが、「救世主」でドローに持ち込んだ
(ユダヤ教の錬金術師でもあるラビに作り出されたゴーレムはラビにしか止められないが、イエス=キリストもカバラを習得したラビである)
「ヘルハウンド」と「大天使ガブリエル」の即死コンボを「ピクシー」で無効化
(群れで活動するヘルハウンドを「ガブリエルの猟犬」と呼ぶが、ヘルハウンドは「黒犬街道」を通ってくるため、人を迷わすのが得意な妖精によってヘルハウンドは場にたどり着けない)
「トト神」によって魔法攻撃を無効にされたが、場を闇にする事で打ち消す
(トト神は「月の出ている時間帯」の支配者であり、月を隠されると力を失う)
「時の女神ビル」によるイベントの効力を「月の女神セレネ」で奪う
(北欧神話の女神ビルは「月の追随者」とも呼ばれ、月とともに行動する)
つまり、スーパー神話大戦なわけです。妄想が広がりんぐ
これらの効果処理はカードテキストではなく、お互いの神話知識によるものです。四大天使のコンボを四聖獣で四方を封じて無力化され絶対絶命!となった時には、四大天使も四聖獣と同じく東西南北を司るという事に「気付く」事で結界を無力化しました
作中のデュエルは、片方のプレイヤーがコンボを宣言する→対戦相手が「審判!?」と叫ぶ→審判がルールブックを読んで「有効だ!!」と叫ぶ、というプロセスの繰り返しで描かれます
ルールブックには神話を超越したあらゆるコンボと、その効果処理が記されているようです。神話好きにとってはまさにお宝ですね
ちょっと長くなったので続きはまた後日
作者は立野真琴。別冊花とゆめに連載されていた、いわゆる少女マンガです。偶然幻のレアカードを手に入れた初心者が、カードゲーム「CHAOS」を通じて成長していく様を描いています
CHAOSのルールはポーカーをモチーフとしていますが、ハッキリ言うと王国編と同じ口先バトルです。「月を破壊すると潮が引く」みたいな。なんせテキスト欄にはフレーバーテキストしか書いてありませんから。ジャッジが逐一分厚いルールブックをめくって判定を行います
ただこのカードゲームの場合、世界中の神話や伝承がモチーフとなっているという点が重要でして、例えばこんなデュエルがありました
相手が「僧侶ラビ」と「ゴーレム」のコンボで不死のゴーレムを繰り出して来たが、「救世主」でドローに持ち込んだ
(ユダヤ教の錬金術師でもあるラビに作り出されたゴーレムはラビにしか止められないが、イエス=キリストもカバラを習得したラビである)
「ヘルハウンド」と「大天使ガブリエル」の即死コンボを「ピクシー」で無効化
(群れで活動するヘルハウンドを「ガブリエルの猟犬」と呼ぶが、ヘルハウンドは「黒犬街道」を通ってくるため、人を迷わすのが得意な妖精によってヘルハウンドは場にたどり着けない)
「トト神」によって魔法攻撃を無効にされたが、場を闇にする事で打ち消す
(トト神は「月の出ている時間帯」の支配者であり、月を隠されると力を失う)
「時の女神ビル」によるイベントの効力を「月の女神セレネ」で奪う
(北欧神話の女神ビルは「月の追随者」とも呼ばれ、月とともに行動する)
つまり、スーパー神話大戦なわけです。妄想が広がりんぐ
これらの効果処理はカードテキストではなく、お互いの神話知識によるものです。四大天使のコンボを四聖獣で四方を封じて無力化され絶対絶命!となった時には、四大天使も四聖獣と同じく東西南北を司るという事に「気付く」事で結界を無力化しました
作中のデュエルは、片方のプレイヤーがコンボを宣言する→対戦相手が「審判!?」と叫ぶ→審判がルールブックを読んで「有効だ!!」と叫ぶ、というプロセスの繰り返しで描かれます
ルールブックには神話を超越したあらゆるコンボと、その効果処理が記されているようです。神話好きにとってはまさにお宝ですね
ちょっと長くなったので続きはまた後日
スポンサーサイト