「カードの王様」と遊戯王シリーズをリンクさせる試み(中)
前回はカードの王様について語りすぎて遊戯王要素がゼロになってしまいました。早速カードの王様と遊戯王シリーズとのオーバーレイ・ネットワークを構築する作業に移りましょう
主人公水見まなみは、CHAOSの初期のシリーズにしか収録されていない「大魔道士サガン」を偶然手にし、CHAOSの世界の門を開きます。(余談ですが、このサガンの出自がストーリーの一つの柱となっているのですが、結局「なぜまなみが買ったスターターに紛れ込んでいたのか」は明かされる事はなく、ちょっと消化不良です)
その日からまなみは、サガンを夢で何度も見る事となります。その上、デュエル前日に見る夢では「対戦相手の使うコンボとその対策」が暗示のような形で描かれ、まなみは夢のお告げに従い、様々な強敵を撃破していきます
これはGXにおけるカードの精霊のような物と言えるでしょう
その後まなみは、自分のをHAOSの世界に引き込んだ張本人であり、憧れの存在でもあった従兄の風真保に実は彼女がいた事を知り、ショックで昏睡状態に陥ります
この保が優柔不断のヘタレ野郎で、「まなみは妹みたいなもんだから。まなみの俺への感情は恋愛感情じゃなくてただの憧れだから」とかなんとか言い訳しながら彼女とまなみの間をフラフラします。彼女とのデート中にまなみが気になりすぎて、デートほっぽって観戦に来た時はさすがに目を疑いました
燃えペンにこんな奴いたな。「自分がどうしたらいいか分からない物に作品の中でいい加減な結末をつけるなー!!」って殴られた奴
閑話休題。この失恋のショックで意識不明という展開、少年マンガ的視点で見てしまうとちょっとアレですが、僕はここに「エドに負けてカードが見えなくなった十代」との類似性を見出しました
十代にとって、HEROを使われて負けるというのは相当のショックだったでしょうし、まなみにとって保の存在というのは、それに匹敵するくらい大きかったのでしょう。特にまなみは感受性の高い子ですから
カードが読めなくなった十代が、ネオスペースの連中にオカルト浸けにされたように、まなみにもオカルト展開が待ち受けます。まなみの心の奥底ではCHAOSに登場する神々の祭典が行われており、まなみはサガンとCHAOSで対戦する事になります。これは5D’sにおける精霊界だと僕は考えます
ちなみに、GXの「カードの精霊が暮らしてる世界」と5D’sの精霊界は別物です。GXのそれは12次元の一つであり、我々の世界と対等の、独立した存在ですが、5D’sのはこの人間界に重なるように存在する精神世界のような物です。そうでなくては、龍可は独力で次元の壁を超えるほどの闘気を持っている事になってしまいますから。とんだプレインズウォーカーやで!
このまなみの心の中の世界は、「本来なら生身の人間がこれない」「心の内側のさらに内側」と表現されています。なぜまなみの心の内側にポセイドンやアフロディーテが住んでいるのでしょう
ポセイドンはサガンに「お前の見込んだ娘はどこの者だ?」と訪ね、「あまり長くここにいてはいかん」とも言っています。つまり、ここはまなみの心の中ではない、神の領域なのです
まなみの心の奥底へ向かっていくと、その果てに神域がありました。まなみは特別な存在なのでしょうか?そうではありません。恐らくは、誰の心の奥底にも神域への扉はあるのです。この神域は、集団的無意識のような物の考えられます
つまり、神話や伝承は人々のイマジネーションの集合であり、それが集団的無意識の領域で、あのような形を得たのです。一言で言うとバクバクバクのアレです
次回は、「第三の男」荒木涼を中心に語って行きたいと思います
主人公水見まなみは、CHAOSの初期のシリーズにしか収録されていない「大魔道士サガン」を偶然手にし、CHAOSの世界の門を開きます。(余談ですが、このサガンの出自がストーリーの一つの柱となっているのですが、結局「なぜまなみが買ったスターターに紛れ込んでいたのか」は明かされる事はなく、ちょっと消化不良です)
その日からまなみは、サガンを夢で何度も見る事となります。その上、デュエル前日に見る夢では「対戦相手の使うコンボとその対策」が暗示のような形で描かれ、まなみは夢のお告げに従い、様々な強敵を撃破していきます
これはGXにおけるカードの精霊のような物と言えるでしょう
その後まなみは、自分のをHAOSの世界に引き込んだ張本人であり、憧れの存在でもあった従兄の風真保に実は彼女がいた事を知り、ショックで昏睡状態に陥ります
この保が優柔不断のヘタレ野郎で、「まなみは妹みたいなもんだから。まなみの俺への感情は恋愛感情じゃなくてただの憧れだから」とかなんとか言い訳しながら彼女とまなみの間をフラフラします。彼女とのデート中にまなみが気になりすぎて、デートほっぽって観戦に来た時はさすがに目を疑いました
燃えペンにこんな奴いたな。「自分がどうしたらいいか分からない物に作品の中でいい加減な結末をつけるなー!!」って殴られた奴
閑話休題。この失恋のショックで意識不明という展開、少年マンガ的視点で見てしまうとちょっとアレですが、僕はここに「エドに負けてカードが見えなくなった十代」との類似性を見出しました
十代にとって、HEROを使われて負けるというのは相当のショックだったでしょうし、まなみにとって保の存在というのは、それに匹敵するくらい大きかったのでしょう。特にまなみは感受性の高い子ですから
カードが読めなくなった十代が、ネオスペースの連中にオカルト浸けにされたように、まなみにもオカルト展開が待ち受けます。まなみの心の奥底ではCHAOSに登場する神々の祭典が行われており、まなみはサガンとCHAOSで対戦する事になります。これは5D’sにおける精霊界だと僕は考えます
ちなみに、GXの「カードの精霊が暮らしてる世界」と5D’sの精霊界は別物です。GXのそれは12次元の一つであり、我々の世界と対等の、独立した存在ですが、5D’sのはこの人間界に重なるように存在する精神世界のような物です。そうでなくては、龍可は独力で次元の壁を超えるほどの闘気を持っている事になってしまいますから。とんだプレインズウォーカーやで!
このまなみの心の中の世界は、「本来なら生身の人間がこれない」「心の内側のさらに内側」と表現されています。なぜまなみの心の内側にポセイドンやアフロディーテが住んでいるのでしょう
ポセイドンはサガンに「お前の見込んだ娘はどこの者だ?」と訪ね、「あまり長くここにいてはいかん」とも言っています。つまり、ここはまなみの心の中ではない、神の領域なのです
まなみの心の奥底へ向かっていくと、その果てに神域がありました。まなみは特別な存在なのでしょうか?そうではありません。恐らくは、誰の心の奥底にも神域への扉はあるのです。この神域は、集団的無意識のような物の考えられます
つまり、神話や伝承は人々のイマジネーションの集合であり、それが集団的無意識の領域で、あのような形を得たのです。一言で言うとバクバクバクのアレです
次回は、「第三の男」荒木涼を中心に語って行きたいと思います
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